モルディビア
Maldivia / Zoch / Roberto Fraga作
2〜4人 8歳以上 30分
このゲームの最大の特徴は、ゲームボードが布でできていることです。
各プレーヤーは南の国モルディビアの漁師です。たくさんの魚を市場に届ける市場船に渡すことが目的です。ただ、この漁場はよく霧が発生し、魚が取れる漁場がだんだん小さくなってしまいます。
ゲームボードの四辺では市場船が待機しており、希望の魚を待ち受けています。市場船に示された魚を渡すことができたらその市場船カードを受け取れます。
ラウンドの初めに、各プレーヤーは4つの指示コマを受け取り、このラウンドで行うことを自分だけが見えるようにセットします。
4つのうち3つは、自分の船の移動方向を示します。手番になったら、順番に公開しその方向に船を進めます。船はその方向に任意のマス進めます。ただし他の船を超えて進むことはできません。止まったマスに魚が描かれていたらその魚のコマを自分の船のマストに付けます。また、ボードの端の市場船が待つところに行くと、必要な魚をおろして市場カードを取ることができます。また、他の船に隣接するマスで止まったら、その船からマストの一番上の魚を1匹盗むことができます。
残り1個のコマは、霧が発生する方向を示しています。霧が発生したら、その方向の布のゲームボードを1列分折りたたみます。折りたたんだため下から新しいマスが現れます。ただ、同一ラウンドでは同じ方向から霧が発生しません。すでに発生した方向を示している場合は何も行いません。また、ボードの端に船がいる場合、そちらの方向で霧が発生した場合は、折りたたんだ先のマスに移動しますが、その時マストの一番上の魚をなくします。
すべてのコマを公開したら、ラウンド終了です。新たにコマをセットして次のラウンドを行います。ゲームは漁場が小さくなり16マス以下になったら終了です。
魚以外にタコとサメが描かれたマスがあります。タコのマスに入ったら、自分または他人のまだ公開していないコマを、回転させることができます。サメのマスでは、他のプレーヤーと自分の市場カードを交換できます。
ラウンドの開始時にそのラウンドの行動を決めてしまうのですが、他のプレーヤーの行動や霧の発生で予定がどんどん狂ってしまいます。